【新作発表】次世代半導体GaN搭載USB-C急速充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」
こんにちは、りょうたろうです。
Ankerからとんでもない製品が発売されました。
それは超小型のUSB-C急速充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」
GaN(窒化ガリウム)とは
現在、半導体材料の主流はSi(シリコン)です。しかしながら、Siは物性値が低いことから現在から性能の向上は困難となっています。そこで注目を浴びているのがワイドバンドギャップ半導体と言われる「SiC」「GaN」「GaO」などです。
自動車のEV化が進み、より高効率の半導体が必要になってきた今、ワイドバンドギャップ半導体の研究が幅広く行われています。
現在、実用化されているのはSiCが多いです。そんな中、Ankerは他社に先駆けてGaNを搭載した充電器を発売したわけです。
Atom PD 1の特徴
PowerPort Atom PD 1の特徴は小型かつハイパワーなことです。最大30Wの給電に対応し、iPhoneやAndroidスマホの充電はもちろんのことManbook等のノートパソコンへの急速充電に対応しています。
その大きさはゴルフボール程度。35x41x55 mm、重さ53 gと超軽量でコンパクト。一般的な30W出力の充電器と比較して大きさは40%小さくなっています。
残念な点は給電ポートが1ポートしかないところ。この点は今後の製品展開でなんとかなりそう。
単純にサイズが小さくなっただけではなく、GaNは放熱性にも優れた半導体材料なので充電中の本体の発熱もどれだけ緩和されているのか気になるところです。
ノートパソコンのACアダプタは出張や外出の際にかさばる道具の一つです。
ポート数が1ポートですがこれほどまでに小さく、そして軽くなるのですから非常に便利な製品であることは間違いありません。
現在、Amazonでは品切れになっています。それほどまでに、この製品のインパクトは大きかったのでしょう。
私も早く手に入れたい、、、、
日本の富士通が先駆けになっています
GaNが搭載された充電器が一般販売されるのは、これが初なのかはわかりませんが2015年に富士通が同様のコンセプトのアダプタを試作しています。
日本の技術もまだまだ高水準を保っており、これからの開発の期待が高まります。